中古住宅のリノベーション費用

 

 
 
 
 
 


【メンテナンスっていつすべきか?】


中古住宅・空き家・平屋

建物はつくってからのメンテナンスが必要です。
やはり放置しておくと雨、風、太陽などにより徐々に汚れてきて、劣化していきます。致命的にならないうちにメンテナンスすれば、長持ちします。


中古住宅・空き家・平屋
そうなの?メンテナンスってなんか面倒だなぁ。ときどき飛び込み営業みたいな人が来て、屋根が傷んでますよ~って教えてくれることもあるけどホントかな?ってかえって悩んだりして・・・。でも、車と同じできちんとメンテナンスしておかないと長持ちしないのはなんとなくわかるけどね。車と違って車検とかないから自分で注意しないといけないね。


  

概要

  ①はじめに
 ②メンテナンスの時期
 ③点検・見回りを身近に、やりやすくする工夫が大事

①はじめに

パソコン、カメラなどのように数年で買い替えてしまうものなどとは違い、数十年にわたり使っていく建物の場合は、メンテナンスが必要になってきます。そのメンテナンスの時期をきちんと見極めることで無駄な出費もなくなります。

例えば、外壁を塗装するときは足場を組みますが、足場だけでも結構な費用がかかります。そのため足場をせっかく組むならば他の足場が必要なところもメンテナンスすれば節約になります。
ですから、主要な箇所のメンテナンスをいつやればよいか?何を一緒にやれば合理的か?をだいたい把握しておくことは,かなり重要です。


ちなみに日本の木造住宅の平均寿命は30年程度ですが、イギリスでは80年程度です。
これは、日本ならではの湿度の多い気候や災害発生頻度の違い、資産価値評価の考え方などの違いもあるかと思いますが、住宅ローンの終了とともに家の寿命が来ているようになってしまい、悩ましい・・・とも言えます。環境負荷、時間の積み重ねのある町なみの形成のからしても、住宅の平均寿命を延ばすことは必要とも言えます。




 
 


②メンテナンスの時期

メンテナンスの時期を一覧表にまとめてみました。
空欄になっている箇所は、何もしなくてOKという意味でなく、点検をして必要あれば補修を実施するという意味です。
赤い文字は、材料そのものを交換する・・・そんな時期を示しています。
外部については、方位によっても劣化の進行は違ってきます。日当たりや風、雨が多く当たるところは劣化が他よりも進行しやすくなります。

    5年 10年 15年 20年 25年 30年   40年   60年
屋根                   交換
  スレート   塗り替え   塗り替え   葺き替え
 
   
  ガルバリウム鋼板               葺き替え    
外壁 モルタル塗り   塗り替え   塗り替え   塗り替え        
  サイディングの表面   塗り替え   塗り替え   張り替え
       
  サイディングのコーキング   打ち換え   打ち換え   打ち換え        
防水 FRP防水    表面塗装  重ねぬり 表面塗装   重ね塗り        
  シート防水    表面塗装   表面塗装   表面塗装        
土台 防腐・防蟻剤処置 実施 実施 実施 実施 実施 実施        
給湯器       本体交換     本体交換        

 



結構、メンテナンスって必要なのね。
10年サイクルで大きな費用が必要になるような感じだね。


造りっぱなしでOKとはいかないみたい。やっぱり。
車みたいにいに義務ではないから、ついつい後回しになってしまいますが、放置すると補修とかでは済まなくなり、交換や張り替えになることもあるので、やはりメンテナンスは重要かと。
壁や屋根のひび割れ、壁の隅っこに隙間ができてきたり、ドアがうまく動かなくなったり、床を歩くと沈んだり・・・などがメンテナンスしなければならない時期のサインにもなります。

 

⑥点検・見回りを身近に、やりやすくする工夫が大事

いちいち業者を呼んだり、飛込み営業にいろいろ言われたりと,とかく厄介なメンテナンス。
やっぱり住んでいる、使っている人が点検をしやすいことが大事です。
そのためにいかに安全にメンテナンスができるかが重要になります。

                                                                   

 

 

 



和室は良い例で、畳を上げて床下が見れたり、押入の天袋の天井が開けられるようになっていて、天井裏が見れたりとメンテナンスがしやすくなっています。
やはり、高温多湿の日本では昔からメンテナンスが重要視されていたゆえの造りといえるでしょうか。

現代では、点検口がその代わりになっています。
45センチ角程度の点検口が大きさとして、便利です。
あとからでも設置可能なので、雨漏りの確認の際には、よく設置しています。





 

 
 
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